でたらめ山暮らし/ブログ版

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今さらだけど「幻の街キラク」…考察編

 このブログにアクセス解析を仕込んであることは前に書きました。
 で、訪ねてきた検索ワードに「キラク」の文字が結構見られるんですよね(月に十数件だけど)。
 以前からその続きの「考察編」を書きたかったけど、いい加減な性格なんでそのままになってました…。


 というわけで「キラク」についてざっと説明しておきます。
 北海道の道東地方に「野付半島」という場所がありまして、現在道内でもっとも気に入ってる地域です。
 海流の影響を受けながら年々地形を変化させ、さらに地盤沈下も進行してるから「そのうち海中に没してしまうんじゃないか?」と思うくらい不安定な土地だったりもします。

 現在は定住する人がないらしいが、江戸時代はニシンの豊富な漁場として、また国後島に渡るに最短という地の利で大いに栄えたそうです。
 当時は北方警備を兼ねた武家屋敷と商家が立ち並び、さらに鍛冶屋や遊郭まである「キラク」と呼ばれた歓楽街があったという伝説があります。

 現在は沈みかけた原野しかない土地に「歓楽街なんぞあったのか?」ってのが歴史ロマンなんでしょうが、私は「間違いなくあっただろう」と考えてます。
 (過去の記事は"07/10/1"と"08/9/3"に書いてますんで、興味のある方は参照してください)


 私は学者じゃないから正式な記録や考古学的検証がないのに勝手に断言しても許されると思ってますが(所詮は素人の戯言だし)、そう思うに至った根拠は一応あります。
 当初は札幌の図書館で徹底的に調べる予定だったけど、その前のある日を境にその気が失せてしまいました。
 それは北海道で毎年お世話になってる、道東出身の爺ちゃん夫妻の話を聞いたからです。


 その爺ちゃん夫妻(以後Uさんと書きます)は、戦前戦後の時代に道東の山間地で百姓をしてたそうです。
 そういや前にUさんの故郷を訪ねたことがあるけど、現在は過疎を極めたような寒村でしたねぇ (^_^;
 でも当時は今の何倍もある戸数の大家族が暮らしてたそうですよ~。当時はハッカ栽培が盛んで結構裕福だったけど、安い輸入品にやられて離農したとのことです…。

 で、私がかつて鍛冶屋や遊郭もあったという歓楽街「キラク伝説」の話をしたところ、「んなもん、あって当たり前だろっ!」と単純明快な返答で片付けられてしまいましたよ。
 何でもUさんが生まれ育った小さな村にだって映画館があったし「飲み屋に女郎屋くらいオレが生まれた時からあった」んだそうです。


 確かに考えてみれば今でこそ個人が自動車を所有する時代だから、特に北海道は200㎞前後のお出かけなんて普通に気楽な日帰りコースです。
 だから道東なら釧路や北見の大都会に歓楽街が集中するのは効率的なんでしょう。
 しかしUさんが過ごした若い頃はせいぜい「馬車(冬は馬そり)」が日常見られるだけで、基本は「どこへ行くにも歩いた」時代でした。
 なので仕事や生活に必用な職人や商店、それに遊ぶ場所が「歩いて行ける範囲」にないと日常に支障があるわけですよね。


 江戸時代の野付半島がニシン漁で大変賑わったのと武家が常駐してたことは史実だそうです。
 私自身も水産関係のバイトは北海道で5回経験をしてるが、とにかく季節(というか時期)商売なんでピークは寝るヒマがないほど忙しい仕事でしたよぉ…。
 ましてや当時は車や機械がない時代だから大量の魚をさばくには人海戦術しかないんで、今以上の人間が動員されたはずです。

 そして水産関係者はとにかく気性が荒くて気が短い…(人が多い気がする)。
 ついでに重労働で稼ぎがよい分、パァ~ッと遊んで散財するキップの良さもある…(人が多い気がする、と一応書いとく)。

 ま、「飲む、打つ、買う」の三拍子揃った大勢の男前達?と、彼らの望む歓楽街が「歩いて行ける場所」に当時存在したことは容易に想像できますよねぇ…。
 というわけで「伝説の歓楽街キラク」ですが、気の短い男衆が歩いて行ける範囲なら半島内か、せいぜい根元の標津町あたりにあったはずだと考えてます。
 
 私の見聞からも言えるのですが、血気盛んな男衆が重労働の中で何ヶ月も清らかな生活を送ってたとはとても考えられません。
 だから需要のある「歓楽街キラク」は、間違いなく近くのどこかに存在したはずだ!と思うんですよねぇ…。

 個人的には学術的な証拠や、実際どこにあったのかを発掘調査するのは専門家の課題であって、私にはどーでもいい話だったりします。
 野付半島はリアルタイムで大地の変化を見ることができ「諸行無常」を実感できる場所だから、とても魅力ある場所ってだけのことなんですよ…。


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