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今日は仕事が早く(といっても6時過ぎですが)終わったので、帰りしなに買い物してきました。
そこは我が家から一番近くにある昔からの地元スーパーですが、とにかくとんでもなく安い!
例えば本日のカボチャが58円にシュンギクは20円、ナスは1本10円で大きなダイコンはなんと40円ですよぉ~っ。
で、驚きなのはほとんどが地場産の野菜でして、鮮度を見ても間違いないと思います。
ただし規格外と思われるB級品(勝手なランク付けだけど)が多いですね。だけど私みたいな貧乏人には食材として全く問題ないわけです。
噂では大手スーパーがマネできない独自の仕入れルートやノウハウを持ってるそうで、さらに支店やチェーン店も作らず「小さく勝負する」経営方針らしい…。
なので地元庶民だけでなく周辺地域の飲食店や宿屋まで仕入れに来るほどでして(業務用の食材も扱ってるし)、こりゃ繁盛するのが当たり前ですよねぇ…。
一方我が家の自家製野菜ですが、カボチャ一個に500円もらったとしても手間暇を考えたら割に合いませんよ~。
無農薬有機栽培(補助的に化学肥料を使うこともありますが)という以外にセールスポイントもないわけで、それでも商業的には成り立たない現状ですね。
…正直この店に来るたびに、家庭菜園なんか「アホらしい」と思う面もあるわけです。
ですが商品野菜と手作り野菜を同列に考えるからアホらしくなるだけで、「全くの別物」と意識を持てばいいんですね。
ただの「食い物」としか見られない人に家庭菜園は無駄以外の何もないけど、経済効率以外のことに意義を見つけられる人なら、時給換算で1個千円以上かかったカボチャにも価値が発生するんじゃないでしょうか?
たかがナス1個でも生産者や小売店は「利益や相場価格」という概念で見るし、消費者(消費するだけの人)は家計簿の数字で見るわけです。
そして自給自足する立場から見れば単に労働の結果に応じた日々の糧が得られるってだけのことで、トマトを作って食うのに1個あたりの相場や小売価格なんか全く関係ない話なんですよね。
それは現在住んでる手造りハウスにも言えることで、確かに百万ちょっとの材料費で生活できるレベルの家が建ったんですが、予算以外に消費した「手間暇や心労」を考えるに「割に合わないもの」だったと思ってます。
本業で効率よく稼いだおカネで良心的な職人に依頼した方が、はるかに合理的で完成度の高い家が建ったでしょうからねぇ…。
前にも書きましたが「カネで幸せが買えるか?」という設問に、普遍的な答えはないと思います。
カネで買えるものにしか興味ない人には「買える」という答えが正解ですし、買えないものに興味を持ってしまった人には「買えない」ってのが正解なんだから。
人間の「個性」を無視して一括りにした設問や価値観自体が無意味だと、馬鹿な私は思っているんですが、どうなんでしょうねぇ…。
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