でたらめ山暮らし/ブログ版

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昔話12 仮小屋時代のトイレ話

 実は仮小屋(初めての山小屋)には何年もトイレというもんがありませんでした。


 朝に泊まり客から「ところでトイレは?」と聞かれれば「はい、行ってらっしゃい~」と紙とスコップを渡してましたよ (^o^)
 いわゆる「野グ○」ってやつでして「キジ撃ち」とも言うそうですね。

 そういやタヌキに私の「野○ソ」を食べられたことがありました。
 夜だし面倒なんで小屋のすぐ脇にいたしたところ、翌朝見るときれいに掘り起こされて何もありませんでした。…ま、相手が人間なら明らかに「変態行為」ですけど、「うーん、好奇心で初物好きなのか、よほど腹が減ってたのか?」と、ちょっとまじめに考えてしまいましたね (^-^;
 
 我が家の場合は隣近所が全くない「山ん中」ですから人に見られる心配も少ないですし、林や藪といった身を隠せる場所が沢山ですから、後は当人の「創意工夫」でしていただければ良いわけです。


 そんな我が家にもトイレを作るきっかけが訪れました。
 友人のひとりが結婚することになり、なんとお腹が大きくなったフィアンセを連れて泊まりに来るとか言うのですよ~。
 …「ま、仕方ねーから便所くらいは作っとくかぁ」というわけです。

 材料は使用済みのコンパネ(型枠)をパネル住宅のように組んで骨組みとし、他に壊した家から持ってきたトタンやドアや便器とかの在庫廃材を寄せ集めて速攻で建てました。
 便槽(肥溜め)は小さな穴を単に掘っただけです。
 水分は浸透して居なくなるし、固形物だけが残るから合理的でしたよ。あと意外なことでしたが、むき出しの土が臭いを吸収するから不思議と臭くないんですよ。
 ま、雨の日も安心して「用が足せる」ってのは便利なことですから、結果的に建てて良かった設備でした。

 一杯になったら土をかぶせて、隣に掘った穴に「よっこいしょっ」と移動させます(手で持てるほど軽い建物です)。
 次の穴も一杯になったら前の穴をまた掘って元の場所に戻すのですが、その頃には固形物も全く臭いのない普通の土に変化しています。
 余談ですがこの土は家庭菜園で最強の肥料になるんですよねぇ…。
 

 そういや毎年訪ねてくれるけど「山に来たなら野グソだろぉ~」とか言って、今でも我が家のトイレを全く使わない来客がいます…。うん、気持ちはわかりますよ。本当は私もそれが好きですからね (^-^)


 人間以外の生き物には当たり前のことですが、考えてみると「野に放つ」のって、とても合理的で理にかなってると思います。
 虫や微生物たちに新鮮な食料を即供給してるのだし、残りは土に還って植物たちの地力となるわけですね。
 彼らは楽して身勝手にやってても、世の中(人の世でなく地球の世)にちゃんと貢献して生きてゆける存在みたいですねぇ。
 …人の世に生きる私にとって、常にあこがれる連中です。


 ところで我が家には現在、まともなトイレ(簡易水洗式です)が備わってますが、便利すぎて時々「これでいいのかな?」と考えてしまう事があります。
 普通に暮らしてたら、意識もしないことなんでしょうけど。




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