でたらめ山暮らし/ブログ版

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ウサギのダンスと好奇心

 そういや山で「開墾テント生活」を始めて少ししたら来客がありました。
 …野生のウサギです(正式には"ノウサギ"というそうです)。


 夕方になって食事の支度をしながら一息入れてると、正面の藪の中からガサガサ音がしています。何かと思って注視してるとウサギがヒョコヒョコっと出てきました。
 特に警戒してる様にも見えないし「興味があるから見に来た」って気楽な感じでした。距離で言うと10m位まで近づいてきて、後ろ足で立ってススキの葉をポリポリ食べたりしてます。
 あまりに人なつこく見えたんで、試しに私が少し近づいてみたら何気にその分後退したりしてますよ。一応は安全に逃げられる距離を保ってるようでした。
 面白いのでしばらくその仕草を観てましたが、そのうち向こうも飽きたのか藪の中に再び消えて行きました。
 …そのウサギは次の日も同時刻に出てきて、私の前で同じことをしてましたね。


 山の生き物を観てて想うのですが、本能に忠実なはずの連中にも「個性」というもんが多分にあって「安全に生きるための本能」より「好奇心」の方が勝ってしまう(もちろん"時、場所、場合"によるでしょうが)個体も結構いるんですよねぇ。
 本来は人を見たら逃げ隠れするはずなのに、中には向こうから近づいてきて私を観察したり後を付いてくる奴もいたりします。

 天敵の餌食になる生き物は「本能より好奇心が強い個体が多い」と聞いたことがありますが、たぶんそうでしょう。
 人間でも「危険なことや悪いこと」に進んで首を突っ込む人がいますけど、同じ事なのかもしれませんよね。


 それから何日か後のことです。
 起きてモーニングコーヒーを飲んでたら、テント小屋のすぐ横で音がします。
 見ると例のウサギ(たぶん)がまた出てきました。前回と違って今度は3mくらいの距離、すぐ目の前まで近づいて来ましたよ。

 で、どうしたものかと見ていると突然に踊り始めました。あれが「ウサギのダンス」というものだったんでしょうかねぇ?
 …その光景をどう説明したらよいか上手く書けないんですけど、個人的には反復横跳び(小学校の時にやらされた、あの運動です)を3次元立体的に臨機応変、応用力満載でやってるように思いました。
 いろんな方向に歩いたり走ったりしながら突然に飛び跳ねて、さらに空中で自由柔軟に方向転換をする連続技です。それを畳一枚に満たない狭い範囲でやってるのですから、もの凄く器用で体力のあるな生き物だなぁ、と思い感心しながら観ていました。

 たぶんこれが身の危険を回避するための練習になってるんでしょうが、人間の「避難訓練」みたいな義務感風情は全くなくて、「とにかく楽しく遊んで身につけてる」ように見えましたよ。
 親戚も知り合いもない土地に孤独に入植したわけですが、なんだか私が山に来たことを歓迎してくれてるように思えてしまいましたねぇ…。
 もちろん当時は不安一杯でしたが、目の前のウサギみたいに「ここで楽しめばいいんだよ」と元気をもらったわけです (^-^)


 …でも、木漏れ日の中で踊る「ウサギのダンス」は、後にも先にも見たのはあの時だけでした。
 ウサギはとにかく警戒心が強いらしく、入植初年度にたびたび見た以外は滅多に出会う機会のない生き物です。
 雪が積もると足跡だらけになり、やっと生きてることが確認できる生き物ですね。


 
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テーマ:楽しく生きる - ジャンル:ライフ

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