…貯金どころか生活費もろくに無い貧乏人なので、家を借りて開墾に通うとか無理な話ですからねぇ。
長期のキャンプ野宿生活は経験済みなので苦にならないし、その生活スタイルをそのまま山に持ち込んだだけでした。
でもツーリングと違い定住して長丁場の生活になりますから、普段とは違うものも揃えましたよ。
キャンプ用のコンロ(ストーブ)はガソリンから燃費のよい灯油用に替えました(カセットガスは割高なんです…結局焚き火ばかりであまり使いませんでしたが)。
明かりはヘッドライトに灯油のランタン、それにバッテリーを持ち込んで車のルームランプを常備灯として使ってました。そのうち拾ってきたラジカセをつないでラジオや音楽も聴けるようになりましたね。
テント設備も昨日掲載したのより強化グレードアップして、雨風に負けないようにしておきました。
風呂は銭湯や温泉に通うのが面倒になったんで、拾ってきた一斗缶で作ったバケツを焚き火にかけ、沸かした湯をシャワー替わりに浴びてました(もちろん外で…夏でも寒かったです)。
一緒に拾った半斗(9リットル)の缶は加工して飯炊き釜にしました。一握りの小枝に火をつけるだけで、消えた頃には御飯もおかずやみそ汁も出来上がってるという仕組みでして、今でも再現してみたいと思う便利グッズでしたねぇ…。
何より大切な「水」は地元の方に教わった、崖の途中にある湧き水の場所(現在も我が家の水源です)や山を降りたところにある神社の水道から(こっちの方がお手軽でしたねぇ)ポリタンクに汲んで調達してました。つまりは原付バイクに積んで運ぶか、担いで崖を登るかしないと手に入らないわけです。
コインランドリーなんて当時はこの田舎にありませんでしたから、当然洗濯もその水です。
そのおかげか「水」というものは「貴重品」というイメージが今でも染みついてますよ。現在は電気ポンプで十分な量を手軽に汲み出せるにもかかわらず、食器の洗い物なんか糸みたいな水量でやってますしね …(^-^;
外食すると破産なので当時も自炊でしたが、この不便な生活だと食事に結構な時間と手間がかかりました。
まともな明かりがないから、暗くなる前に段取りをしておかないと後が面倒なんですよね。
…細かいネタを探ればさらにありますけど、ざっと思い出しながら書いてみて「結構おもしろい事をやってたんだなぁ」と考えてしまいました。
別に大変だったとも思わなかったし、当時はこれが自然というか、こうするしか生活できなかっただけなんですけど…。
今の生活はずいぶん便利になりましたけど「…なんか堕落してしまったのかな?」って気もしてますねぇ。
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