でたらめ山暮らし/ブログ版

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鳥獣害に理想郷をみる

 何年か前に訪れた農家の庭先には大量の実を付けたナシ(梨)の木がありました。
 道ばたにはたくさんの完熟果が落ちていて、試しに拾って味見したら市販品を驚愕する香りや甘みと濃厚な味に驚いたものです。

 聞くと自家用で出荷もしてないから家人や親戚だけじゃ食べきれないとのこと。そして夜になるとタヌキが集まってきて落下した実を片付けてくれるそうです。
 たぶんナシの木としても種を運んで子孫を広めてくれるタヌキの存在を歓迎してるんじゃないかと思いましたよ。


 ところで我が家の家庭菜園を食料とする人間以外の存在がいまして、世間では「鳥獣害」や「病虫害」なんて呼んでるわけです(病虫害については後日気が向いたら書きますね)。
 ここではサルやイノシシみたいに対策が難儀な奴は今のとこ出てないが、タヌキやカラスにネズミ、ウサギあたりがイタズラをしてるようです。
 …連中は別に私を怒らせることを目的としてないんだが、話し合いで解決できない相手だから厄介ですね(それ以上に厄介なのは言葉が通じても話の通じない人間なんだが…)。
 
 で、その対策法ですが、まずは無防備につくって実際に被害を受けてみるのがお勧めです。
 「なにを馬鹿な!」と言われそうですが「事前にあれこれ心配する」脳ミソを持たない私としては、結果を見てから考えるのが一番合理的かと…。
 たとえ野菜が全滅しても近所のスーパーに行けばちゃんと買えるんですから、畑の鳥獣害で死ぬことはないと思いますしねっ (^o^)
 

 さて、我が家で鳥獣害にあう野菜は現時点で「トマト、ナス、キュウリ、イチゴ、トウモロコシ、エダマメ」あたりかな。
 基本的には198円くらいで売ってる安い防鳥網を張り巡らせば解決です。
 説明書きを読むと畑の上に張るもんらしいが私は支柱を立てて地面から張り囲んで、鳥が気になる時は上空に糸を適当に張ったりもします。
 ただしネズミには効果ないようでイチゴとかは目の細かい網をトンネルにしてます。
 海に飛び込むほど大発生でもしない限りネズミの被害は微々たるもんだからイチゴ以外は気にしてません。

 ちなみにトマトやキュウリは昨年みたいに豊作だとアホみたいに出来てしまい、半分以上食われたところで食生活に支障なしだから多少の被害は無問題ですよ。
 特にキュウリに関しては対策自体したことがありません。時期が来ると人にあげても処分できないほどだから逆に食ってもらいたいくらいですし…。
 なので食いきれないほどの実り豊作が毎年続くなら、逆に鳥獣害対策は不要ともいえますよねぇ(私は農業者じゃないから気楽なことが言えるわけですが)。
 
 ただしトウモロコシだけは網を張らないと壊滅状態になってしまいますよ~。
 どうもタヌキやカラスの大好物らしく、未対策だと茎を全部倒されて人間が食べられなかった年もありましたし。
 もちろん我が家はせいぜい数十本しか植えないからで、大量に栽培すれば「大勢に影響なし」となるかもしれませんけど…。

 そういや前に読んだ本で「出荷できないトウモロコシを別の場所に積んでおいたら、タヌキがそちらばかりを食べて畑を荒らさなくなった」なんて話がありましたね。
 それと「鳥専用のコマツナ畑をつくったらそっちに集まって(アオムシがたくさん発生するからか?)畑に来なくなった」というのも憶えてますよ。

 所有権なんて概念は人間界だけの話で(私も人間だから従う義務はあるけど)山の生き物たちには知ったことじゃありません。
 それに連中は私みたいな新参者と違い、この山で数百年からもしかして数千年以上もの期間生きて子孫繁栄してきた存在です。
 連中には本能の裏付けがあって生きてるし、人間は自然の生き物や環境と共存や棲み分けできる知恵を持ってるはずだと思うのですがどうなんでしょうねぇ。


 そんなことを考えるきっかけになったのは我が家に自生して毎年たくさんの実を付ける「クワの木」の存在です。
 私や来客(人間)が手当たり次第に好きなだけ食べて果実酒にしたりもして、鳥たちも寄ってたかって気の済むまで食べてるし虫たちもそうです。
 それでも食い尽くされたことは一度もなく、時期が過ぎれば大量の実が腐ってしまうわけです。

 個人的には出来た野菜を全部収穫して使わなきゃ「もったいない」気持ちがあったんだけど、植物の立場としては「腐るほど実らせて何が悪い!」ってことなのかもしれませんね。


 もしも、の話ですが「おカネやそれに類するもの」が存在しない世界があったとしたら、人間が必要以上に作物を「独り占め」する理由がなくなるんじゃないでしょうか?
 そして毎年「腐るほど」に豊かな実りがあればそれは山の生き物全体の食料財産となり、人間は最低限の管理をするために知恵を役立てる存在でいいと考えてみました。
 
 ま、私はナマケモノなんで最低限のことしかしたくないんですよ。
 だから外から苗や肥料を買ったりせず土地だけで完結循環し、手入れや耕耘という面倒な作業からもできるだけ解放されたいと想ってるわけです。

 そして山の生き物たちみたいに本能と仲良しになって、おカネや規則に束縛されない自由な人生の最期に「地球に生まれてよかった」と笑顔で土に還れたら、それが私の理想ですねぇ。

 うーん、どこまで実現できるかわかりませんが、焦らず楽しみながら少しずつでも向かってゆけたらと考えるこの頃でした。





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