もちろんこれでテントウムシは大丈夫っ、などと考えてなかったわけです。
その後に産み付けられたり見つけられず処分できなかった卵があるだろうから、ある程度は発生するだろうと予測はしてました。
で、思った通りに今年も被害を受けてます。
特にひどい品種は「インカのひとみ」でして、一番茎が細く弱々しいからメークイン以外で真っ先に病虫害にやられるのはこいつだろうと考えてはいましたよ。
うーん、このまま放置したら来週には枯れてしまうかも?という勢いで食われまくってますよぉ…。
他の品種では「キタアカリ、はるか、シャドークイーン」あたりが結構やられてますが、今のところは致命傷って程じゃないかなぁ。
昨年は何もせずに放置してたらどーにもならないくらい大発生して、幸い時期が遅かったんで3割減くらいの収穫はできましたが、今年は発生も早かったし黙って見てるつもりはありませんよ~。
というわけで駆除方法を模索してるところです。
いわゆる化学的農薬はできるだけ使いたくないんで、自然農薬(これもまた変な表現かと思いますが…)を試しています。
まずは灰やススを撒いて、さらに木酢液や食酢も散布してみました。
これらは虫が好まない物質らしく新たに飛来する奴には効果あるかもしれませんが、すでに寄生してる連中を駆除するほどの威力はなさそうです。
さらにタバコの吸い殻を水に溶いてニコチン殺虫液を作ってみましたよ。
父親から昔聞いた話では「アブラムシとかには効果絶大!」とのことだったが、テントウムシにはさっぱりな気がしましたねぇ。
試しにテントウムシの幼虫が4匹集ってる葉を取って散布実験したところ、木酢液や食酢は少しは嫌がってる様子はあるが効果はないみたい。
タバコのニコチン液は上記よりさらに少しは嫌がってる感じもしないわけじゃないが…って程度でしたねぇ。
…世間様が神経質に騒いでるタバコの害なんて、そんな程度のものなんでしょうか…?
で、ついでに「アースジェット」という缶入りスプレーの殺虫剤を使ってみましたよ(使い道がないまま5年以上放置してあったな)。
量的にはほんの軽くスプレーしただけで「本当にかかってるかわからないから、もう一度スプレーしようか」と思う程度の微量でした。
しかし近くにいてとばっちりを食ったウリハムシが、のたうち回って数分で死んでしまいましたよぉ~。
もちろんテントウムシの幼虫も動かないままで死亡が確認されました。
さすがは一流企業が販売する殺虫兵器は凄いですねぇ。
確かに農薬に頼りたくなる気持ちは理解できますよぉ…。
でも個人的には打つ手がなくなった場合の「最終兵器」ということで、憶えておくことにしときましょう。
というわけで他に良いもんは無いのか…?とネットで調べたところ、ニンニクとトウガラシを焼酎漬けにしたやつが効果的とのことでしたよ。
ちなみにニジュウヤホシテントウは、これといった天敵もいないそうだから自分で何とかするしかないみたいです。
しかし焼酎にエキスが抽出するまで待ってられない現実がありますから、とりあえずそれらをミキサーにかけて作ってみましたよ。
見た目はニンジンジュースみたいだけど、臭いが凄いです …(>_<;
これを水で薄めてコーヒーフィルターで濾してからスプレー容器(霧吹き)に入れて噴霧するわけです。
これを試したところ、明らかにニコチン液等々より嫌がってる様子で成虫幼虫共に避難行動をはじめましたよ~。
ところが1時間位この霧を吸い込んだせいか私自身も参ってしまい、気分が悪くなって2時間ほど横になってました。
…焼酎は私の「準主食」みたいなもんだし、ニンニクは好物でトウガラシも激辛は苦手だが少量ならOKなんですけどねぇ。
農薬の一番の被害者は、実は農家である… という言葉を思い出しましたよ (^_^;
で、起き上がってからイモ畑の様子を見に行ったところ、動き回ってる幼虫も見られたが大半は動きを止めて葉を食ってませんでした。
拾った枝で突っついてみた限りじゃ、死んではいないみたいですが。
殺虫剤みたいに即効性がないからわかりませんが、もしかしたら効果があるかも?
…ま、とりあえず様子を見るつもりでいます。
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