でたらめ山暮らし/ブログ版

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プロが建てる家と素人の手造り3 工期について

 先日、プロと素人の家造りは全くの別物と書きました。
 そして最も違うことのひとつに「工期」があると思います。

 プロの仕事は、完成した家を施主に引き渡して終了となります。
 そして引き渡す日が始めから決まっているので、その日から逆算して作業進行や業者職人の手配を計画するわけです。工期の遅れは施主にも工務店にも損害となりますから責任重大です。社会的な職業だから当たり前のことですけどね。
 
 素人である私の場合、まぁ3年くらいで完成すればいいやっ、てな軽い気持ちです。
 で、実際始めてみたら、とりあえず引っ越しするまで7年かかりました。それも完成には程遠い状態で、内装も手つかずの2階(ロフト)で、やっと寝起きができるようになったというレベルです。当時は階段ができていないので、梯子で登り降りしてましたよ。
 1階はほとんど外壁も窓もない作業場でしたし、とりあえず流し台は置いたけど風呂やトイレは仮小屋のに入りに行く状態でした。
 それでも責任も苦情も発生しないのだから気楽なもんです。

 
 以前、数日だけの約束で頼まれて「手造りログハウス」を手伝いに行ったことがありました。
 私よりは技術も道具もお金もある方でしたが、2人作業の4ヶ月で完成させる計画とのこと。「いくらなんでも無理がないか?」と申し上げたのですが、「絶対に大丈夫。自信がある!」と、胸を張って返答されてました。
 …その結果は書くまでもありません。

 我が家の大きさなら、その道のプロが行ったとしても、1人作業なら整地から始めて完成まで、毎日作業しても、まず1年半はかかるんだそうです。
 もちろんプロの職人さんなら、「段取り」はもちろん技術に知識や経験は私と桁違いのものを持ってます。それに高価で特殊な道具や機械も活用しています。
 素人の私がその何倍も時間がかかったのは、今になって考えれば当然のことだったんだと思います。(私も今では、一応その業界に片足を突っ込んでいますし…)
 
 土木(基礎)、大工、左官、設備、屋根(板金)、内装、電気、建具屋さん等々、一軒の家が建つまで沢山の職人さんが出入りしています。
 職種や事業所が請け負う内容等の差はあるでしょうが、ほとんどの職人さんは「とりあえず一人前になるまで5年はかかる」とおっしゃいます。建築関係に限らず、どんな仕事でもそうでしょうけどね。
 それだけの年期をふんだプロ集団が、寄ってたかって取り組んでも完成まで何ヶ月もかかる作業なんです。
 …何も知らない素人が、数ヶ月で建てられるわけがありませんよね。もし建ってしまうのなら、プロの立場がありませんし。

 残念ながら"夢や理想と自信"だけで「手造りハウス」が建つ程、現実は甘くありません。
 有り余る資産と時間をお持ちの方以外は、「お金と持ち時間」の現実を見据えて「算術」を駆使する必要があると思います。
 私なんかより、はるかに社会的地位と信用がある人の中に、「手造りログハウス」なんて甘い言葉にそそのかされて、私以下の「ロクデナシ」になってしまう実例を見てしまうことがありますから…。


 私自身、プロの技術や自分の理想にこだわる程に「家が建たなくなる」事実に気がついてから、家造りの方針を変えました。
 おかげで何とか生活に不自由のない格好に「こぎ着けた」次第です。
 
 素人ならではの「発想」とか「やり方」については、またの機会に書いてみますね。

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