「スローライフ」ってのは何となく理解ができましたが、「ロハス」という単語は「何ですか、それ?」って感じでしたね。
ここ数年はテレビもほとんど観ないし(特に民放)、雑誌も趣味関係以外は読んでないので、世間の流行りすたりには無頓着でさっぱり知識がありません。
というわけで、ネットで検索して言葉の意味をやっと知ることができたわけです。
で、ああいった考え方が市民権を得つつあるのは良いことかな、と思いました。
「田舎暮らし」も一過性のブームでなく、最近は一つの価値観や生き方として定着した感があります。
私がパソコンを購入してネットを始めた頃は、YahooやGooで「田舎暮らし」や「ログハウス」を検索しても、数えるほどしかヒットしませんでしたからね。
山暮らしを始めた頃は、地元の方や故郷の友人たちからも、「馬鹿か頭のおかしい奴」と思われていたようです(今でもそう思われてるようですが、人の噂は山ん中まで聞こえてきません)。
でもマスコミのおかげか、最近は好意的に解釈してくれる方が増えたように思いますので、気分的にも楽になりました。既成事実をつくった、というのもあるのでしょうが。
というわけで、この生活に「ロハス」というものと合致するのがあるか考えてみました。
・山の中で手造りの家に住んでいる。もちろん家賃や住宅ローンとは無縁の生活。
・山の天然水を飲んでいる。安全な上に水道代がかからない。
・洗剤は石鹸をメインにしている。
・インスタント食品(カップ麺等)をほとんど食べない。料理に化学調味料等を使わない。
・味噌、醤油、塩等の基本調味料は無添加や昔ながらの製法のものを使用。
・コンビニ弁当は年に数回、外食は月に数回のペース。ジュース類は買わない。
・無農薬で原則化成肥料を使わない家庭菜園をしている。
・乗物は原付バイクがメインで、車にはあまり乗らない。
・暖房は薪ストーブをメインにしている(灯油も併用していますが)。
・年に半年くらいしか働かないから稼ぎが少なく税金が安い(でも国家には優しくないですね)。
・体調が悪くなると玄米菜食をして治している。調子が悪いほど医療費と食費がかからなくなる皮肉。
こんなとこでしょうか。
ちなみにこれらは、特別のこだわりがあってやっているわけではありません。
水道が引けない環境だから天然水を飲んでいるだけですし、その飲み水が汚染されると困るから変なものを排水しないようにしているだけです。
食べ物も貧乏生活だから外食やコンビニ弁当が買えないだけでして、自炊生活をしてると自然に添加物だらけの食品が食えなくなる、というだけのことです。特に醤油など基本の調味料には敏感になります。
車の運転は好きじゃないけど、バイクは大好きで乗っていると幸せ感があるから、できるだけバイクに乗りたいだけのことです。
薪ストーブが大好きな上に貧乏だから、手間をかけて(時間だけはあるので)薪を作れば燃料代がかからないのでメインの暖房にしています。
自分の時間をたくさん持てるなら、この環境で年収100万円でも人並みに文化的な生活は可能です。ちなみにログハウス造りをしている頃の年収は平均で100万前後でしたよ。
なので時間とカネの折り合いを付けて、年に半年働くペースに最近は落ち着いています。
私は別に原始生活がしたかったわけでなく、環境が良い場所での文化的生活を目指していたのです。
でも購入した土地に電気も水道もないから、当初はそれなりの生活をしていただけのことです。
電気のない生活をしていた頃に「将来はパソコンを入れてインターネットをやるんだ」と人に話していました。…完全に馬鹿扱いされてましたね (^-^;
室内は家電品が揃って普通の家とほぼ変わらない生活です。
でも気が向けば、たき火で飯を炊いたりドラム缶風呂にも入れます。外は鳥やムササビが飛んだり、ウサギやタヌキが普通に闊歩していますが、それがとても自然なことなんですね。
原付バイクで山に乗り込んで来た頃の希望が、今はだいぶ現実の形になってはきました。
まだまだ課題やすることがたくさんありますけど、それが日々の張り合いになります。
私は「自分で生活すること」ってのが何よりの生きがいなんですよ。
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テーマ:ロハス&エコロジーライフ - ジャンル:ライフ